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スポットライト

劇団しろちゃん Interview

2015 札幌学生対校演劇祭
札幌インタビュー

昨年、本演劇祭のプレ開催として行われた「第0回全国学生演劇祭」から引き続き、札幌対校演劇祭の代表として出場する劇団しろちゃんの皆さん。

翌日2/16に同作の札幌公演を控えていた彼らにインタビューを行いました!

インタビュワーには前回までに引き続き、京都で学生演劇祭をサポートしてくださっている玉木青さんをお迎えしています。

全国学生演劇祭にかける熱い思いを伺いました。

(この記事は2016年2月15日に配信したインタビューの模様をまとめたものです。)

氷点下の札幌、地下空間からの配信

玉木 劇団しろちゃんは北海道の団体さんですね。今、どちらにいらっしゃるんですか?

菅谷 ここは札幌の地下歩行空間というところでして、雪国なので地下がすごく発達していて、地上を歩かなくてもいいようになっているんですね。そこの一角で配信しています。

玉木 大学公認の演劇部で、かなり部員の数が多いと聞いたんですけども、後ろでざわざわとしているのは部員の方ではないということですね。

菅谷 ではないですね。

玉木 サッポロ民の方、(笑)

菅谷 はい、通行人の方々で(笑)

川幡 さっき稽古が終わりまして、その近くで配信しようと。

玉木 札幌は冬真っ最中ですよね。

菅谷 昨日は雨が降っていたんですけども、今日はまた一段と寒くて。

玉木 ちなみに気温は何度くらいだったんですか?

菅谷 最高(気温)でマイナス4度か5度くらいだと思います。

玉木 最高でマイナス4度!?京都もなかなか寒い方だと思いますが、やっぱり北海道には負けますね。

昨年のプレ大会に続き、二度目の京都遠征。

玉木 さて今回の作品ですが、脚本を書かれた方はここにはいらっしゃいますか?

川幡 私が脚本を担当していまして、

菅谷 演出が僕になります。

玉木 後ろのお二人も含めて、お名前だけお聞きしてもいいですか?

川幡 脚本の川幡香奈です。

菅谷 演出の菅谷元といいます。

谷川 主演の谷川夢乃です。

小田 役者の小田修輔です。

玉木 よろしくお願いします。やっぱり主演と役者の間にはヒエラルキーが…?(笑)

菅谷 彼女(谷川を指して)が主人公で、そのパートナー的な位置というか。

玉木 登場人物は何人ですか?

菅谷 この二人(谷川・小田)を含めて6人いるのですが、女の子が3人・男の子3人です。玉木 京都に来られるのは全部で何人くらいなんですか?

菅谷 スタッフを含めて12人くらいですね。

玉木 劇団では、遠征や合宿のようなものを部として行うことはありますか?

菅谷 ないですね。昨年は第0回全国学生演劇祭(※編註:2015年2月、全国学生演劇祭のプレ大会として開催された)に出させていただいたんですけども、それ以来になりますね。

玉木 なるほど。では京都は2回目になりますね。

川幡 そうですね。

玉木 初めて京都に来られる方もいらっしゃいますか?

菅谷 はい。僕は昨年も演出をしていて、彼女(川幡を指して)は音響をしていました。でも奥の二人(谷川・小田)は初めて京都に行くことになりますね。昨年とメンバーが若干かぶっているんですけど、役者は全員違うという感じで。

今回は「夢」や「世界」を表現する抽象的な作品で全国に挑みます。

玉木 今回の作品は、札幌の演劇祭で賞を取られた作品ですか?

菅谷 昨年の6月に(札幌学生対校演劇祭で)やったものを、もう一度練り直して持って行こうと思っています。

玉木 あらすじを簡単に説明していただけますか?

川幡 お話としては、彼氏との色々があって眠れなくなった女の子が、だんだん変な夢を見

て、それが夢なのかどうか分からなくなってくるぞ、というお話ですね。ブログにも載っていますので、そちらも見ていただければ。

玉木 内容としては、わりと抽象的な、例えば舞台表現や道具などに凝ったお芝居なのでしょうか。

菅谷 そうですね。夢や、世界というものを表現するために、抽象的というか、リアルではない感じで演出をしています。

玉木 演出をされているときに、役者さんも学生さん、つまり成長の過程にある方だということもありえるかと思いますが、どんな部分を気にして、稽古場をどう運営していくか、など考えておられることはありますか?

菅 谷 この二人も役者が初めてというわけではなくて、特に彼女(谷川)の方は札幌内でも色々なところに(客演として)出ているので。色々な経験を持った役者だと 思うので、そういう人の経験を引き出せるにように、というのはありますね。でも基本的には僕の好みの演技をしてもらって、それを全体的に整えるような感じ ですね。

人数を生かして作り込むスタッフワークも強み。

玉木 第0回(全国学生演劇祭)も参加されて、他の土地の劇団さんもご覧になったんですよね。例えば北海道ならではの色味、劇団しろちゃんならではの色味のようなものがあれば、教えていただけますか?

小田 わかんない(笑)

谷川 わかんないとか言わない(笑)劇団しろちゃんは、スタッフワークが凝っているというか、しっかり作りこんでいる印象があるので、そこは劇団しろちゃんならではだと思いますね。

小田 スタッフ含めてみんな仲良くやっていますよね。

玉木 普段の大学や、それ以外のところでお芝居をされるときというのは、もっとスタッフワークで、たとえば舞台や音響照明に凝るようなこともあるんですか?

谷川 しろちゃん以外のところでも凝ったりする印象はあるんですけども、しろちゃんは人数がすごく多くて。その分舞台には大きい道具があったり、小さい道具をたくさん作ったりとかいうところに力を入れている印象があるので、そこにも注目してほしいですね。

関西の、そして各地のお芝居が、楽しみで仕方ない!

玉木 京都に来られるのは、もちろん今回の演劇祭のためにというのもあると思うのですが、他にどんな人に会いたい、どこに行きたいというのは考えておられますか?

小田 演出の菅谷くんの実家が京都に近いところにあるんですけども、地元に住んでいたころに彼が見聞きしていた演劇だったり、お芝居というのを紹介してもらう、というのを。

玉木 ちなみにどちらですか?

菅谷 兵庫県の出身です。僕だけ関西人です。タカラヅカ(歌劇)でも行ってみるかなあ(笑)

玉木 タカラヅカもよくご覧になっていたんですか?

菅谷 母親や叔母さん、おばあちゃんがタカラヅカのファンだったので、僕もくっついてよく見ていましたね。

玉木 なるほど。じゃあ(お芝居の)ルーツはそういうところにあるかもしれませんね。

菅谷 僕の両親が、芝居が好きでよく見せてもらって。伊丹市にあるアイホールという劇場でワークショップを受けたりとかは、子どものときからしていましたね。

玉木 北海道だけではなくて、色んな土地から今回も学生劇団が集まりますけども。事前情報ではちょっと気になるなとか、第0回でもあの人いたな、とか気になっているところがあれば。

菅谷 名古屋の女性ユニット(poco a poco)の中に、第0回で相羽企画さんに出られていた方(※1)がいるんじゃないかと、僕は思っているんですけども。間違いかもしれませんが。

玉木 ではその真偽を確かめに、ということで。

菅谷 あと西一風さん(劇団西一風)に出られていた方(※2)も客演されているという情報を耳にしたり。

谷川 私は北海道以外の劇団をあまり見たことがないので。

玉木 それはそれで楽しみですね。

谷川 すごく楽しみです。

菅谷 やっぱり各地の勝者が来るわけですもんね。同世代の皆がどんな芝居を作るのかというのが。昨年はやっぱりそれが楽しかったので、今年も楽しみにしています。

玉木 ライバルは強豪ですが、今回は日本一を目指していただいて。

菅谷 昨年は鳴かず飛ばずだったので(笑)今年は何か引っかかれるといいですね。

玉木 遠くから来てくださる方というのもあって、関西に住む私たちも大変応援していますので、是非京都でお会いできるのを楽しみにしております。

菅谷 こちらも楽しみにしております!

玉木 明日、この本番の劇を札幌で上演されるということで。

谷川 札幌の方に宣伝しますね。

明日、実験の実験という、劇団fireworksさんの企画にトップバッターで出させていただきます。19時30分から、札幌にあるコンカリーニョという大きな劇場でやりますので、是非見に来ていただければ。

玉木 ありがとうございます!それでは全国学生演劇祭でまたお会いしましょう!

全員 ありがとうございました!

 

今回の出場団体で唯一、昨年のプレ大会に続いての全国出場となる劇団しろちゃんの皆さん。

歴史の長い大学公認団体の強みを生かし、チームワークで作り上げるその作品への期待が高まります!

ちなみに、インタビュー中に言及があった昨年の第0回学生演劇祭では、poco a pocoの有馬奈穂さんが名古屋代表の相羽企画に、劇団ACT客演の森脇康貴さんが京都代表の劇団西一風から出演されていたとのこと。

全国各地から注目の役者さんが集まるイベントとして、チェックしてみるのも楽しいはずです!

劇団しろちゃん「醒めたホット牛乳」は全国学生演劇祭Bブロックでの上演です。

ご予約はこちらから。

書き起こし 吉岡ちひろ

ライター 中澤初奈

(2016.02.20)