JSTF

レビュー

観劇レビュー 荒木宏志さん

nagasaki

長崎県 荒木宏志さん(劇団ヒロシ軍)

 

ふしこのレビュー

 

はじまりからグググと惹きつけられました。うっすら暗い中、女性が灯りを置いて座布団取りに行く時のサッサッて微かに聞こえる足音でグググと惹きつけられました。これからどんな話が始まるんだろうっていろんな想像がぐるぐる頭の中を駆け巡りました。もう好きです。

 

いざ始まると3人の女性の会話劇で、これまた3人とも声がそれぞれ魅力的でとても聴き心地が良かった。あと40分は余裕で聴いてられました。もしも、3人がラジオ番組やるのであれば毎週、聴きます。メッセージやリクエストも程よく送ります。それくらい魅力的でした。

 

なんか最初のシーンで3人が揃った時、ほんの少し無言でちょこっとだけ気まずい空気を感じたので、こりゃ何かあるのかなぁと思ってたら、ほんとに最後に何かあったので、ちゃんとまとめてるなぁって思いました。ただ最後のシーン、セリフで伝えすぎた感があって、まるで夢オチ喰らったかのような気持ちになりました。でも最後、まこちゃんが呉服屋青木に残ると言ってくれて、なんか嬉しかったですし、呉服屋青木をこれからも応援したくなりました。