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審査員決定!コメントを掲載しています!

カテゴリ: 公演情報

2018.2.14

第3回全国学生演劇祭の審査員が、


七味まゆ味 氏(柿喰う客/七味の一味 女優・演出家)
筒井潤 氏(演出家・劇作家・公演芸術集団dracom リーダー)
橋本裕介 氏(ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクター)

以上3名の皆さまに審査を担当していただくことになりました!
コメント、プロフィールもいただいていますので掲載します。

 

 

七味まゆ味 氏(柿喰う客/七味の一味 女優・演出家)

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コメント

演劇というものを考えていくと、自分のこと、人間のこと、世界のこと、社会のこと…を、自分なりに掘り下げますが、その中で生まれる気持ちを言語化して整理したり、言語化できずにモヤモヤしたりするのが、興味深く面白いと感じています。でも最近、自分の思考は乏しいなぁ、自分の中でグルグルさせてるだけだなぁと感じたりもします。今回は、そんな私をガツンと変えてくれるような刺激的な作品に巡り会えたら素敵だなと、勝手にワクワクしています。皆さんがどういう思いを持って創作したのかにも思いを馳せつつ、私は私で、自分の中のどんな新しい感覚に出会えるのか、自由に我儘に、楽しみたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

 

プロフィール

劇団『柿喰う客』の女優・副代表。中性的なコケティッシュさ、しなやかさ、声色を武器に、 異様な存在感を放つ七変化トリックスター。自身のユニット『七味の一味』も結成し、演出活動もスタートした。神出鬼没。ごはんは残さない。

 

 

筒井潤 氏(演出家・劇作家・公演芸術集団dracom リーダー)
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コメント

第1回全国学生演劇祭で審査員を務めさせていただいたとき、各地の学生の皆さんが自分たちを信じて地道に修練を重ね、真摯に演劇に取り組む姿勢に私は大変感銘を受けましたし、その真摯さが作品の良さに繋がっていたように思いました。参加される皆さんはここで栄誉を勝ち得たところで明るい未来が約束されるわけではありません。みなさんもそれはわかっているでしょう。そして同時に、どこの馬の骨か知れないオッサン(私)の審査など信頼していないでしょう。でも、是非そうであってください。褒め言葉さえ言わせない、独自の価値観が備わっている魅力的な表現行為との出会いをただただ楽しみにしています。

 

プロフィール

2007年京都芸術センター舞台芸術賞受賞。dracomとしてSound Live Tokyo 2014、Nippon Performance Night(2017年、デュッセルドルフ)等に参加。

 

 

橋本裕介 氏(ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクター)

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photo by Lucille REYBOZ

 

コメント

私自身もそして日本の多くの舞台人は学生演劇を出発点にキャリアをスタートさせています。青春のほろ苦い思い出とともに、その時夢中になって取り組んできた経験が、そこかしこに現在の私の仕事に影響を与えています。この学生演劇祭がこれからの舞台シーンを担っていく才能を発掘する場として少なくない役割を果たすため、審査員として真剣に観劇したいと思います。私の視点はいくつかありますが、完成度よりも実験精神、その実験に込められた問いがどれだけ大きく、そして他者にとっても有意義であるかを見ます。また運営も含め学生の手によるものとして成長し、末永く継続されるものであって欲しいと期待しています。

 

プロフィール

京都大学在学中の1997年より演劇活動を開始、2003年橋本制作事務所を設立後、京都芸術センター事業「演劇計画」など、現代演劇、コンテンポラリーダンスの企画・制作を手がける。2010年よりKYOTO EXPERIMENTを企画、プログラムディレクターを務める。2013年2月より舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事長。